【仕事】係長に必要な適正は『組織を指導する力』
昇格試験の合否
会社の係長もどき昇格試験は、2015年度に合格した。入社して10年目。
実は2014年度にも受けているが、不合格だった。
合格率は約30%程度らしい。狭き門かどうかは、会社に寄るところだ。
2014年度と2015年度の設問内容は、表現は違えど本質的な問いは一緒だった。
基本的には、設問が二つある小論文。
つまり、小論文の内容を変えたことが一番の変化と言える。
合否の分かれ目
昇格後に見合うだけの実績とその過程。また組織が期待する役割。
2014年度も実績は十分伴っていた。
問題は、『会社が期待する係長の役割』の勘違いしていたことだ。
2014年度の内容は、製造現場(生産部)との協業と指導。
組織をまたいだ提案や協力により、生産効率向上、製品利益率が向上した。
この経験があって、人間関係が構築され今の仕事が円滑に進んでいると実感している。
しかし、一製品群の中の対応に留まる内容(業務の深堀)と判断され、不合格となった。
ちなみに当時熟読していたのが、『まんがでわかる七つの習慣』だった。
今でも手に取り、自己を再認識している。
2015年度は、いろいろな本を読んだり、文章を書く練習をした。
マネジメントと言えばドラッカーさんの本。
『課長のルール』や『係長・主任のルール』など。
文章を書くための本などなど。
何度も書き直しながら気が付いたことは『組織への役割』とはなんだ?ということ。
今の部門の現状把握。事業環境の分析。
売上だけではない、自分にしかできない組織への貢献。
つまり自分の知見や技術を活用して実績化するのは当たり前のこと。
必要なことは、伝承や指導。
自分が居なくなった時に、事業や組織が危機的状況になることは回避しなければならない。
先輩や後輩に関係なく、自分にしかできない役割を担うこと。
自部門でその技術が伝承され、風土が醸成されればOKだ。
また、自部門だけでなく他部門(顧客や営業、知財部、生産部など)を巻き込んだ活動を強調し、視野の狭いやつと思われないことも重要だ。
上記の様な『自分にしかできないことを組織全体へ共有化(指導、伝承)』する内容を強調することで2015年度は無事に、係長もどきへと昇格できた。
まとめ
係長への分かれ目は、『自分しかできないこと』を考え、自部門の組織に貢献すること。
業務の深堀は、一人前の担当者の深堀と見なされるので、注意が必要だ。
最後まで読んでいただき、有難うございます。