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【仕事】異動が公になって2日目、後輩にリーダーの心構えを教えた。

異動が明るみになって2日目。

今の事業における表舞台から降りるため、少しずつ引き継ぎを始めている。

今やっている開発案件の方針や評価方法を後輩に教える。案件の目的やサンプルの作り方を丁寧に指導し、できるようになったら残りは自分で作った。 

4月からは後輩はテーマリーダーだ。今のうちに心構えを教えておきたい。

 タマコトの思うリーダーに求められるもの

リーダーの定義

リーダーとは【導く者】だ。フォロワー(ついて行く者)がいて初めてリーダーとなる。一人の場合は、リーダーではない。またフォロワーがついてこなければ、【名ばかりリーダー】となってしまう。

 

リーダーの役割

リーダーはフォロワーを路頭に迷わせてはいけない。

目的地(ゴール)を掲げ、進むべき道(ルート)を決める。また、道の切り拓く必要がある場合は、その方法(プロセス)も決める場合もあれば、フォロワーに任せる(考えさせる)場合もある。

 

リーダーの影響力

リーダーだから、同じ部門の同僚が必要なわけではない。営業部や生産部といった他部門を交えたフォロワーがいてもおかしくない。製品を開発(改良)し、生産し、顧客に販売する。メーカーのゴールは、顧客に価値(製品)を提供(販売)して、利益を得ることだ。

営業と共に顧客を回って情報を集め、生産部で一緒に試作をする。そして量産化されたものを営業部が顧客に販売する。そんなプレーヤーとして振る舞えば、フォロワーは他部門にもおよぶ。

  

リーダーの年齢

リーダーに年齢は関係ない。テーマ担当者(開発者)がテーマリーダーとなる。

例えば

案件Aは私がリーダーで、後輩がフォロワーであっても、

案件Bでは後輩がリーダーで、私がフォロワー

といった具合だ。

案件ごとに、リーダーがいて当然だ。ただし『船頭多くて漕ぎ手がいない』という状態や、上司と先輩のダブルスタンダードのような場合が一番路頭に迷いやすい。

  

リーダーとフォロワーの育成

リーダーは方針を示し、フォロワーと共に汗を流す。

年上がリーダーの場合、フォロワーへの育成(スキル向上)も兼ねる。同レベルまで育成できれば、案件はかなり効率的進捗する。

 

一方、年上がフォロワーに回った時は、後輩にリーダーとしての育成をする。

リーダーは結果から得られた情報や知識を活かして改良を続け、試作品の完成度を高めなければならない。

考えを巡らせ、次のアクションを決める。

結果として、『こうでした』だけでなく、

なので『次はこうしよう』とアクションの提示やスケジュールが求める。

 

これができないといつになっても、リーダーになれない。

 

リーダーに必要なことは【覚悟】と【想像力】

私の思うリーダーに必要なことは、【覚悟】と【想像力】だ。 

【覚悟】がないから、決められない。決められないから、手が動かせない。手を動かせないからインプットが少なく、経験値も低いままとなる。経験値が低いから、自信がない。自信がないから、決められない。

完全に悪循環だ。それを打開するには、本人が覚悟を決めるしかない。

 

【想像力】がないから、ゴールが決められない。あるべき姿が見えない。想像できない。得られた結果から考察、推察できない。次のアクションが浮かばない。計画が立てられない。 

アクションは間違ってもよい。常に100点を取る必要はない。得られた結果や情報から、少しずつゴールに近づけばよい。ただし納期(優先順位)と相談となる。

カーナビですら、目的地を決めるとルートをたくさん示す。ルートを決めるにしても、何を重視するかだ。時間(納期)、お金、情報など選択肢は沢山ある。

ただし、決めるときは、『最後に決めたのは自分』と覚悟することがが大切だ。これがないと、いつまでたっても他人事であり、どこかで責任逃れをするような仕事ぶりになる。

 

後輩に伝えたこと

明らかに不安な顔をしている後輩に言った。 

後輩のやる失敗なんて、会社から見れば小さな火種だ。誰も気にしていない。もし大失敗して、顧客から大クレームを受けても、営業側の偉い人が怒るだけだ。責任は上司がとってくれるが、自分も上司も違う職場になっている可能性はある。しかし、誰か死ぬわけではないし、会社も倒産しない。

失敗を恐れずに、やりたいようにやればよい。舵取りは上司の仕事だ。危うい方向に行きそうになったら、止めてくれる。

一方で、同じ失敗は繰り返すな。会社は常に人材と事業の成長を望んでいる。成長の無いやつは見限られ、そのうち居場所がなくなる。

 

一年後には、一人前の顔つきになってもらいたいと思う。