幸せになるためにお金とマイルと健康を考える

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【きっかけ】身体を整えるきっかけ

身体を整えるということ。

これもきっかけがある。

 

身体は30歳を越えてからも、大きな怪我や病気はなく、毎日を過ごしていた。

タバコは吸わないが、酒は飲む。外で飲み歩くことはしないが、家で晩酌するのは好きだ。

仕事場では、極端な汗はかかない。デスクワークだけではないが、力仕事でもない。

私自身は

 

顔つきはやや童顔。極端には太っていない。体毛は薄く、ヒゲもあまり生えてこない。

見た目年齢は若く見られるようだ。

 

ただ、そのことに気をよくして、身体への気遣いをしていなかった。

 

あれ!?と思い始めたのは35歳の頃。食べた分だけ太っているような気がする。

体重は極端に変化していない。ただ、身体に締まりがない。

酔った勢いで、スナック菓子を食べたりアイスを食べたりしてきたのが悪いのだろう。

 

筋トレの習慣はない。定期的な運動もしていない。汗をかかない生活だ。

 太る理由は、たくさんあった。年齢と共に、新陳代謝は、間違いなく落ちていた。

でも会社の健康診断では異常なし。医者から運動を勧められても、自ら身体を整えるほどの意欲はなかった。

 

 

2016年の夏、実家に帰省した時に長女(小1)を連れて小学校(母校)へ行った。校庭開放で、誰でも自由に出入りできる。竹馬や一輪車もある。滑り台やブランコ、鉄棒もある。

 

いろいろと遊んだあとに背の高い鉄棒を目の前にして、長女に言った。

『これできる?懸垂ってやつ。』

中学の頃、懸垂は10回か20回はできていた。あの頃の記憶が蘇る。

 

『まあ、見とけ!』

 

いざ、懸垂を始めたが体が重い。腕が曲がらず、鉄棒まで顔が届かない。なんて遠いことか。

 

全力を出した。せめて一回でも。腕が震え、握力も徐々になくなってくる。もはや意地だった。

長女とはいえ、女の子。無様な姿は見せられない。

 

 

一回しかできなかった。

 

 

『パパ、すごい!!』

…。

娘よ、懸垂一回は凄くはないのだよ…。

 

 

もう一度、懸垂をやってみた。

今度は一回もできなかった。

 

 

手は鉄棒独特の苦いの匂いが着いた。

懐かしい匂いではあるが、敗者の香りだった。

 

 

実家に帰り、家族の前で長女は言う。

『パパ、凄いんだよ!懸垂が一回できたよ!』

 

娘よ。もうやめてくれ。

 

親父は大笑い。

母と嫁は半笑いで、『大丈夫?』の一言。

兄は、『俺も懸垂出来るかな?』と真面目に心配。

 

忘れられない記憶となった。

 

 

懸垂について調べてみた。

やはり体重が重いことが原因。そして自重を持ち上げるだけの握力や筋力が必要。

 

一昔前から体力テストでは対象外。

どうやら懸垂が一回もできない子供が多くなり、テストにならないらしい。

 

 

 

自身が健康でいるためには、何かしら身体を意図的に動かさなければならない。

しかし無理をして身体を壊しては意味がない。自分のペースで、できることを考えた。

 

休みの日は、長女と長男がじゃれてくる。

平日は、仕事がある。

スポーツジムに行く時間を作ることもできるが、週に2回程度が限界か。

 

 

ビリー先生のような叱咤激励DVDはもちろんモチベーションは上がる。

しかし音声も大きく夜中にこっそりとはいかない。心が折れたとき、DVD起動は億劫になりそうだ。

 

自宅で出来ることは、隙間時間に筋トレだ。

腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワット等。

 

 

まずは雑誌ターザンで下調べをした。近所の図書館に行けば、ある程度のバックナンバーは揃っている。

内容は筋トレ、ランニング、サイクリング、等々。

 

自分の立ち姿を想像した。

目指すは【細マッチョ】。

ターザンの読者アンケートによると、あばら骨は浮かない程度だ。

 

鏡でチェックした。

上半身は、まだまだ筋肉量が足りない。

腹回りは、要改善。右わき腹を叩けば、左わき腹も合わせてゆれる。

下半身は、最近ズボンの太もも部がきつくなってきた。

 

 

汗をかく運動は、大学時代の部活だったサイクリングを選ぶ。

独身時代に買った折り畳み自転車もある。

ランニングは初期コストは低いが、過去に膝を壊していることが不安だ。

 

時間は休日の早朝。

6時前後に出発し、2時間走って8時前後に帰宅を予定する。子供たちは寝ていて、朝飯で問題になる時間ではない。

近くの川沿いにはサイクリングロードもあり、20キロほどの一人旅となる。

 

 

2016年秋から始めて、現在体重は-2㎏。ウエストは-4㎝。

目指す【細マッチョ】には遠いが、無理なく継続している。

 

娘よ。きっかけをありがとう。

 帰省する度に母校の校庭で懸垂をやろう。

自分で始めた体力テストだ。